おはようございます!
岡山市中区高屋にある
ありがとう整骨院の山口です。
先日、患者様から
「睡眠不足と体の痛みって関係あるんですか?」
とご質問頂きましたので、
今回は睡眠と筋肉のお話をいたします。
前置きになりますが、今回は睡眠時のホルモン分泌や
新陳代謝などの部分は割愛して、
筋肉・関節に焦点を当てたお話となります。
人間の頭の重さは平均的な体格の方で約4~5㎏あります。
覚醒して体を起こしている間は、
この重さを筋肉が支え続けている状態です。
また体がグラグラしないように姿勢を保つために、
全身の筋肉をある程度常に緊張させて、
微妙な姿勢のコントロールを自動で行っています。
特に背骨周辺の筋肉は立っていても座っていても
姿勢をコントロールし続けますので休まる暇がありません。
逆に睡眠時は頭を支えたり、姿勢をキープする必要がないので
全身の筋肉を休めることが出来ます。
そのため、睡眠時間が短いと筋肉が休まる時間も少なくなります。
寝不足が続いたり、習慣的に睡眠時間が短い方は筋肉疲労が
蓄積していき、筋肉の柔軟性が低下する危険性があります。
背骨周辺の筋肉の柔軟性が低下してしまうと、
猫背のように背中を丸めた姿勢で背骨の動きが固くなります。
背骨の動きが固くなると、体を反らす・ねじるなどの動きが
自由に出来なくなり、何気ない動きで筋肉を痛めてしまう場合があります。
また動きの自由度が少なくなると、動かない部分をかばって
どこかに大きな負担をかける事になりますので、
筋肉や関節に持続的な負荷がかかり、痛みが出やすくなります。
このように睡眠不足と体の痛みは密接な関係にあります。
対策としては睡眠時間をしっかり取れると良いのですが、
難しい場合は数分だけでも寝転んだり、
イスの背もたれや車のシートに頭を預けたりして、
頭部を支える時間を少しでも減らすようにすると効果的です。
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